２００３年１２月１５日に中央総武緩行線の車両を管理していた習志野電車区が廃止されて配置車両は三鷹電車区に全車転属したことは皆さんの記憶に新しいと思います。
この廃統合は"車両メンテナンス近代化V期計画検修職場再編" の一環で習志野電車区廃止のみならず、武蔵小金井電車区、田町電車区、鎌倉総合車両所（工場）の廃止、鎌倉総合車両所廃止など２年間にわたり首都圏の車両基地、研修区などが統合、廃止などを行うものです。
一方で労働組合の 反対運動、ストライキなどが起こり国鉄千葉動力車組合などでも大規模な反対運動が展開されました。
＜ スト資料１＞＜ スト資料２＞
ここで車両基地、研修区などの統合、廃止をまとめてみましょう。
- 中央総武緩行線の転属 習志野電車区→三鷹電車区
……習志野電車区廃止 - 武蔵野線の転属 豊田電車区→京葉電車区
……中央快速線留置場所確保（２００４年３月の予定） - 中央快速線の転属 武蔵小金井電車区→豊田電車区
……武蔵小金井電車区廃止 - 東海道線の転属 田町電車区→国府津電車区
……田町電車区廃止 - 総武快速線の転属（Ｅ２１７のみ） 幕張電車区→鎌倉総合車両所
……幕張電車区施設削減 - 鎌倉総合車両所工場部門（旧大船工場）受け持ちの車両→大宮工場受け持ちに変更
……鎌倉総合車両所工場部門（旧大船工場）廃止 - 山手電車区と大井工場を統合した東京総合車両センター発足
廃止になる車両基地
- 習志野電車区廃止（三鷹電車区へ）
- 武蔵小金井電車区廃止（豊田電車区へ）
- 田町電車区廃止（国府津電車区へ）
- 山手電車区廃止（東京総合車両センターへ）
補足
- 京葉電車区は武蔵野線車両受け入れにより１０３系が27本、２０５系13本が移管され、車両数５９０両となります。京葉電車区の検修庫や庁舎などの増設などについては交番検査線増設→2003/06着工 2004/03完成、 自動倉庫新設→2003/06着工 2004/03完成、 庁舎増設→2003/07着工 2003/12完成、 留置線(事業用線)延伸→2004/03着工 2004/8完成 の予定です。
- 幕張電車区は１１３系２５１両となります。
- 習志野電車区廃止の理由は現在営団地下鉄が中野〜三鷹、西船橋〜津田沼間を運行していますが、中野〜三鷹間は２本に１本や営団であり、今の列車体系を考えると三鷹を残すことになることからだそうです。（千葉支社）
- 習志野運輸区に移管される仕業の業務については、仕業検査レベルの対応を行うため、大掛かりな検査はできなくなる予定です。
千ラシから八ミツへ、ステッカーで変更（２０９系５００番台ｉｎ両国）
八トタから千ケヨへ変更予定（２０５系５０００番台ｉｎ南浦和）
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